2012年08月24日 23:00
自転車の利用促進や安全啓発を進める「滋賀プラス・サイクル推進協議会」が
23日、発足した。県内の多彩な自転車情報を集約したホームページの作成など、
魅力発信強化を目指すワーキンググループの設置を決めた。
昨年度にまとめられた計画「自転車がかえる湖国の暮らし」の内容の実現を目指す。
協議会は自転車関係のNPOや事業者、観光団体、学識経験者、
県や各市町など32組織の代表で構成する。第1回会合は大津市の県庁で開き、
会長に「滋賀県バイコロジーをすすめる会」の伊吹惠鐘代表を選んだ。
計画は、前身の県自転車利用促進協議会がまとめた。
(1)ルール・マナー・安全
(2)自転車をもっと楽しむための情報発信
(3)自転車をもっと利用できる環境整備―を重点メニューに掲げている。
協議会は本年度に取り組む具体策として、
自転車利用促進啓発キャンペーンと、県自転車情報総合サイトの作成を
目指す二つのワーキンググループの設置を決定した。
総合サイトはサイクリングルートやレンタサイクル、
メンテナンスなどの情報、ルール・マナーなどの啓発に関してまとめる。
ただ出席者から「総合サイトを作るだけではなく、
活用が広がるようなシステムも考える必要がある」といった意見が出された。
また、二つのワーキンググループ以外にも、
「もっと新しい取り組みを検討するグループも考えるべき」との
提案が出され、今後の協議会で検討することを決めた。